Netflix(ネットフリックス)から見ることができるドラマ『The Haunting of Hill House』
怪奇現象の起こる家で子供のころに経験した恐怖の体験からぬけだせない家族、大人になっても続く恐怖、揺らぐ家族の絆を彼らは取り戻せるのか!?

それとも恐怖は家族を・・・

という作品なのだが見方を間違えると面白いとは思えな苦なってしまうので注意です。

作品の見るときの心構えを間違えた私の点数は低くなり

【点数】54点

ホラー作品が好きな人はまちがってもホラー作品としてみてはいけない。

ホラードラマというよりはホラーをネタにした家族の絆とかを題材にしたヒューマンドラマとしてみるべき。

1シーズンが13話とかなり長く、ホラー作品ということもあるが冗長としているためにゆっくり見ていると飽きてくる。

演出として何度も過去の話と現在の話が交差するために内容をキャラクターをつかむまでかなり時間がかかるのはドラマでしかできない。

演出ではあるが、やたらと繰り返されるためにだんだんと内容が分かりづらくなっていく。

10年以上前の話とかなら子供として出てくるので、登場人物の過去の話であることが簡単にわかるが、数か月や1年などの差で前後されると俳優の姿に変化がないために混乱をきたす。

作品のテンポがゆったりとしているので見ている間に、ほかのことを考える余裕があるのはよくないことホラーシーンがところどころに入るが基本的にはおまけ程度としてしか認識できない。

見ている我々はこの作品の中でホラーが存在することが分かっているが登場人物たちはホラーをどうとらえるかの考え方で大きな差があり、精神病の幻覚、そういう頭のおかしくなる家系、薬に逃げたり、現実のみを見てホラーを信じないもの家族の関係はホラーをうみだす原因となった家によって完全におかしくなっていく。

それが家族の1人の死によってだんだんと変化していく最後には落ち着くところに落ち着いたという家族モノにありがちな展開をたどるのをみているとホラーを起点にしての作品というよりも家族ドラマの作品をどうドラマチックに演出するかというところにホラーを当てているだけに思える。

話が進んでいくうちに物語の視点がホラーから家族ドラマになっていくので、ホラーを見たいと思ってドラマを見ていたこちらとしては気分が萎えていく。

家族物としては色々な問題は残っていても綺麗に終わることができているので第2シーズンがなければ終わり良ければすべて良しという感じがないこともない。

1回ぐらいは見てもいいかなと思うのだが、それでも人には進めようとは思わない。

たぶんを、こんな点数になった原因はタイトルが悪いと思われる。