会社でゾンビ化!? 『Z Bull ゼット・ブル』を観たらオフィスが修羅場だった件
巨大軍事企業アモテック社の経理部で働く主人公・デズモンド。
でも彼、めっちゃ不真面目。遅刻は日常茶飯事、仕事もテキトー。そんな彼は当然リストラ候補…。
ところがある日。いつも通り遅刻して出社すると、同僚たちの様子がどうもおかしい。
目は血走り、口調は攻撃的。ちょっとでも対立すれば暴力沙汰に…。
犯人は「ゾルト」という謎ドリンク!
会社が「集中力アップの試作品」として社員に配った飲料「ゾルト」。
これを飲んだ社員たちが、派閥争いを始めて殺し合いにまで発展してしまいます。
幸運(?)にも遅刻していたデズモンドと仲間たちは飲まずにすんだため、ビルからの脱出を試みます。
しかし、逃げ道を探す途中で誤って防衛システムを起動! 解除のために社長のもとへ向かうことに。
さらに、デズモンドが想いを寄せるサマンサまでゾルトを少し飲んでしまい…。
彼は「サマンサの解毒」と「自分たちの脱出」を同時にこなさなければならないハメに。
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基本情報
- タイトル:Z Bull ゼット・ブル(原題:Office Uprising)
- 監督:リン・オーディング
- 脚本:イアン・ショア、ピーター・ギャンブル
- 国/年:アメリカ/2018年
- 時間:89分
キャスト
- デズモンド:ブレントン・スウェイツ
- サマンサ:ジェーン・レヴィ
- ナスバウム:ザカリー・リーヴァイ
点数:3/5
- 5 … 人にすすめたいぐらい面白い
- 4 … 好みによるけど面白い
- 3 … 暇つぶしにはアリ
- 2 … 最後まで観られないかも
- 1 … 紹介した人を殴りたくなる
感想(ネタバレあり)
観てまず思ったのは 「バイオハザード4っぽい!」。
主人公がヒロインを助けて、寄生された人を倒して脱出する展開がかなり似ています。王道だけど分かりやすい。
「ゾルト」は本来「集中力を高めるドリンク」だったのに、代用品を使ったせいで副作用が大暴走。
脳が溶けて狂暴化するなんて、軍事企業の開発するドリンクにしては危険すぎる(笑)。
しかも、なぜ軍事会社がソフトドリンク作ってるの? というツッコミどころもあります。
でもこの映画、ホラーよりコメディ寄りなので「まあそういう世界観だよね」と笑って観られます。
ゾルトを飲んだ人たちが「ただのゾンビ」じゃないのもユニーク。
会話できる人もいれば、武器を器用に使いこなす人まで登場。逆に命令しか聞かず、自我がない人もいて、その行動パターンが面白い。
全体としてはギャグとアクションのバランスがちょうどいい。
血しぶきシーンもありますが、あまりグロすぎず、むしろ笑いながら観られるタイプのスプラッターです。
結果として、
「本気で怖い映画」ではなく、
「気楽に観られるコメディ・スプラッター」。
息抜きしたいときにピッタリな一本でした。