NASAが打ち切ったはずのアポロ計画、その裏側は存在したのか?

本記事では映画『アポロ18』の内容と印象を整理して紹介します。
ドキュメンタリー風SFホラーを落ち着いて振り返りたい方に向けた内容です。

映画『Apollo18』

作品基本情報

【作品タイトル】『アポロ18』
【原題】Apollo 18

【ジャンル】SF/ホラー

【製作国】アメリカ/カナダ
【配給】ディメンション・フィルムズ
【公開】2012年
【上映時間】86分

【スタッフ】
監督:ゴンザロ・ロペス・ガレーゴ
製作:ティムール・ベクマンベトフ

【採点】3/10点

あらすじ

アポロ計画は人類を月へ送り込んだ国家的プロジェクトだった。しかしNASAは17号を最後に突然計画を終了する。

なぜ月への挑戦は終わったのか。その裏に存在するとされる「本当の理由」を示す極秘映像が発見される。

それは公式には存在しないはずのアポロ18号の記録映像だった。そこには月面で起きた衝撃的な出来事が収められていた――。

見どころ

本作は「発見された記録映像を編集した」という体裁で構成されるモキュメンタリー形式の作品です。

映像は1970年代の宇宙船内記録という設定のため、あえて画質を落とした演出が徹底されています。これにより、実際の記録映像を見ているような雰囲気が生まれています。

また、宇宙服での動作や月面での移動など、無重力や装備の制約を意識した動きの再現は丁寧に作られている印象です。

感想

冒頭で提示される「NASA極秘映像」という設定により、作品は強いリアリティを帯びます。ただ、物語が進むにつれて演出の作為が目立つ部分も感じられました。

前半は変化の少ない記録映像が続くため、緊張感が高まるまでに時間がかかります。この単調さがリアルさでもあり、同時に退屈さにもつながっている印象です。

NASA、月面探査、陰謀論という要素はアメリカ映画らしい題材で、興行的にも成功しています。一方で、物語展開や演出の変化は控えめで、期待したほどの盛り上がりを感じにくい構成でもあります。

月面での動作表現や宇宙服の扱いなど、細部の描写には工夫が見られます。ただ、物語終盤に向けて設定の説明不足や行動の違和感が残る部分もありました。

発見された映像という前提であるなら、どのように映像が地球へ戻ったのかをもう少し示してほしかった、という気持ちは残ります。静かに終わる作品ですが、評価が分かれるのも理解できる一本でした。

まとめ

アポロ18』は、実在の宇宙計画と陰謀論を組み合わせたモキュメンタリー風SFホラーです。

映像のリアルさと引き換えに、展開の変化が少なく、観る人によって評価が分かれる作品と言えるでしょう。

静かにSF設定を楽しみたい夜には、こうした作品も選択肢の一つになるかもしれません。

ちなみに、この映画ではNASAは映画への協力を拒否している。