1話から3話までが 安田顕と映画監督の野口照夫が廃墟をめぐっている
作品は、安田が友達の野口とともにジョンに導かれて廃墟をめぐる今までいくつか廃墟特集のビデオを借りてみたことがあるが廃墟のことを知らない男が廃墟をめぐる。
第1話目 摩耶観光ホテル
NHKの新日本風土記の廃墟特集でも一番最初に取り上げられた廃墟の女王とも言われる廃墟で別名軍艦ホテル
廃墟になった今でもその建物の美しさと建物が現役だった時代の面影を残しているその地で安田と野口照夫が廃墟になる前の写真を頼りに摩耶観光ホテルの中を探索する。
最初の10分ほどは廃墟までのストーリーであとは全て廃墟のシーンだが、途中で安田と摩耶観光ホテルのPVのようなものがあるがその中で安田の演技が摩耶観光ホテルのむかしを想像させる。
第2話目 軍艦島
今回もジョンに誘われて安田顕と野口照夫が廃墟をめぐる今回は、ジョンに誘われた中ノ島は近づくことができずその隣の軍艦島へと行く。
日本でももっとも有名な廃墟と呼ばれる島
軍艦島の名前で知られているが実際は端島(はしま)という名前が正式名称で軍艦島に向かう途中に安田がスマートフォンで調べている。
今回の軍艦島の演出も過去の写真が出てくるが1つ1つの写真がすばらしいショットのものばかりでそれだけでも見る価値がある。
人が住んでいた頃の軍艦島と今の廃墟になった軍艦島が 紹介される度に過去の活気ある人の営みがありありと感じることが出来る島だという思いを抱かせる。
最初に行ったときは残念ながら雨だったがその次の日の晴天の中の軍艦島は同じ島なのかと感じさせるほどにガラリと景色を変える。
現在は、観光できるスペースがあり、その中を安田顕と野口照夫が歩くのだが歩いていくたびに同じ場所でもその姿を変えていく。
10分近くが安田顕と野口照夫の話が中心になるが 話の中にぽつりぽつりと廃墟の魅力と人の営みを感じさせる場面があり、軍艦島を自分の目で見てみたいという気持ちさせる。
第3話目 中ノ島
前回行った軍艦島の隣にある小さな島
中ノ島
外からの景色は、人の手が入った痕跡が見当たらないほどに自然が覆い隠されており、生い茂る草を掻き分けながら安田顕と野口照夫は頂上にあるという公園を目指す
島の一番上まで行くが、そこは公園があったとは思えない 。光景だが、ところどころにある人間の人工物からは 人の痕跡を見ることが出来る。
中ノ島は軍艦島の人の憩いの場だったようで そのために公園があり、火葬場があった。
安田顕と野口照夫は摩耶観光ホテルのように 中ノ島と軍艦島をモチーフにPVを作成するが もう安田顕のPVにしか見えない映像だが 中ノ島から見る軍艦島の姿は感慨深いものを感じさせる。
今まで、いくつか見た廃墟のビデオでは 廃墟に詳しい人が紹介するものがありましたが 廃墟の素人が廃墟を歩くというのは 廃墟の知識がほとんどない私も 同じように廃墟の雰囲気に飲まれ 同じように廃墟の謎を感じることが出来るのが良い。
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