多くのキャッチコピーは正直子供のころに見た記憶があるけど、自分が子供のころよりもずっと昔から同じキャッチコピーが使われていたことにびっくりする。

時代背景とともにキャッチコピーを見るとやっぱり面白いし、時代背景に合わせた言葉が作られてきたことと、昔から使われていたキャッチコピーが変わらずに使われていることを考えると日本は平和な時代が長らく続いているんだなと同時に思ってしまった

コピーとしてはインパクトはすごいのだけど、言葉は覚えているけど商品よりもキャッチコピーだけが記憶に残っているので本当に商品が売れたのかが少し考えさせられる。

コピーの研究では、今回取り上げられたコピーのような回りくどかったり、コピーだけではないを伝えたいのかわからないものよりももう少し直接的なもののほうが商品の売れ行きは良くなるという研究があるので、今回取り上げられたコピーのなにを伝えたいのかわからないけど取りあえずインパクトや記憶に残るコピーは本当に特別なんだと思う。

それでもコピーは知っているけど、もともとは何のコピーだったのかが分からないのでどうなんだろうと考えさせられる。

【タイトル】武田鉄矢の昭和は輝いていた
【サブタイトル】伝説の名キャッチコピー
【放送日】2018年8月31日

【本日のお客様】

岡田 芳郎

岡田が選ぶ思い出のキャッチコピーは
西武百貨店の『おいしい生活』糸井重里

やくみつる

やくみつるが選ぶ思い出のキャッチコピーは
桃屋『何はなくとも江戸むらさき』

伝説の名キャッチコピー

コピーライターの元祖と呼ばれる『片岡敏郎』はアドライターと自身を呼んでいてた。

・森永ミルクキャラメル「天下無双」という言葉と当時の最強の横綱の手形の上に乗せた。
・新聞の上に赤玉ポートワインという文字と●を書いた広告をだした。
・日本初のヌードポスターを出した。この時は旅館に女優を読んで六日間かけて少しずつ脱がしていってヌードのポスターを作った。

などなどの歴史に残るキャッチコピーの歴史を作っtた。

取り上げられたキャッチコピー
昭和42年
サンスター文具 アーム筆入
『象がふんでもこわれない!』

戦時中ののキャッチコピーの代表作として
そごう
『戦時中の生活必需品はそごう』

江崎グリコ
『ハイ・グリコガ一バンスキデアリマス』

日産自動車販売
『戦勝てり 我國産車 見よ!この威力この成果』

制限がかかっている時代なのでキャッチコピーの暗黒の時代と呼ばれていたらしい。

戦後の焼け野原に
『初戀とはナンゾヤ』という文字が首都圏にいくつも書かれた。

東京の首都圏内には600か所に

『角萬とは何ぞや』
『初戀とは何ぞや』
『結婚とは何ぞや』

書かれていた。

実はこれは東京の大塚にある結婚式場「角萬」の広告だった。若い男よりも若い女性が多かったので女性に向けてのキャッチコピー

昭和19年
『何がなんでも カボチャを作れ』
食べる物がないので簡単に作れる野菜であるカボチャを作れということで使われた。

食糧難の時代を感じさせられるコピー、正直これだけ聞くと何と思ってしまうが背景を知るとグッとくる。

昭和29年 ライオン歯磨
『アメリカへ空の旅』
ライオン歯磨が出した懸賞として出された。

昭和36年 壽屋(サントリー)
「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」
積立預金証書が当たるというキャンペーン
テレビCMも行われていた。

昭和40年 富士写真フイルム
「私にも写せますゥ」
フジカシングル8のCMで使われた

昭和43年 森永製菓
「大きいことはいいことだ」
森永エールチョコレートのCMで使われた
この時代50円・30円だったことにびっくりする。

昭和44年 パイロット萬年筆
「はっぱふみふみ」
テレビCMで使われたのだけど、この時代に生きていなかった自分も子供のころにこの言葉を何度か使っていたことを覚えているのでどれだけ当時影響力があったのかが計り知れない。

パイロット萬年筆が800人首を切るかもしれないという状況でコマーシャルを撮っているときに、大橋巨泉が僕にもとらせてくれて言われて取ったアドリブのCMでもともとのCMと同時に流したら大橋巨泉のCMの「はっぱふみふみ」を子供たちが繰り返して言うのでこれのおかげで会社が立て直した。

昭和 45年 富士ゼロックス
『ビューティフル・キャンペーン』
ぼやけた映像のCMでよく意味の分からないが
『モーレツからビューティフルへ』というCM

見ている分には何を訴えたいのかが分からないがゼロックスはプリンターのCMを生き方のCMとして作った。

高度成長期後のキャッチコピーの代表作品
昭和 45年 日本国有鉄道
『ディスカバー・ジャパン』
自分自身と日本を見つめなおそうというキャッチコピーらしいCMを見ると完全に今は亡き日本の風景、今見るとこの時代の旅は楽しかったんじゃないかと思ってしまう。

昭和 46年 モービル石油
『気楽に行こうよ俺たちは・・・』

昭和 47年 日産自動車
『ゆっくり走ろう ゆっくり生きよう』

昭和 47年 伊勢丹
『こんにちは土曜日くん。』

昭和 48年 総理府 全日本交通安全協会
『せまい日本 そんなに急いでどこへ行く』

完全に忙しく生きるのではなくもっとゆっくりと生きるという方向へ転換してきている。

昭和後期のキャッチコピー代表作
昭和 51年 角川書店
『女性よ、テレビを消しなさい』

昭和 52年 大日本防虫菊
『トンデレラ シンデレラ』

昭和 55年 富士写真フイルム
『それなりに』
フジカラーのCMとしてかなり長い間出られた樹木希林さんのCM

昭和 56年 西武百貨店
『おいしい生活。』

昭和 57年 東陶機器(TOTO)
『おしりだって、洗ってほしい。』

昭和 59年 マルマン
『私はコレで会社をやめました』
今でも30代以上ならわかるネタでインパクトはすごかった。
パイポのCMなのだけど、インパクトは違うところに持っていかれている。

昭和 61年 大日本防虫菊
『亭主元気で留守がいい』
こちらも、多くの人が聞いたことがあるコピーだと思う。時代を超えて覚えている人が多いコピー
一応、タンスにゴンのCM

ユニークなことで有名な遊園地「としまえん」のキャッチコピー

昭和 61年
『プール冷えてます』

平成 2年4月1日 エープリルフール
『史上最低の遊園地』 今日は4月1日です。

平成 24年
「ミゲル、泳ゲル。」
歌唱力で人気を配したミゲル君を起用した。

昭和 26年
『テリ焼き』
テリー伊藤が小麦色に焼いた姿のポスター

としまえんのタレント起用のポスター

平成 20年 温水洋一
『冷やし温水。』

平成 21年 やくみつる
『プールで、やく。』

平成 22年 デーブ・スペクター
『一刻も早くすべりたいです』

平成 25年 田原俊彦
『としプー!』

平成 22年 としまえん
『TSM48』
”トシマ・フォーティーエイトAKB48をもじったネタ