京都とは違う奈良の鄙びた風情、奈良時代から続く八角堂や土塀から醸し出される風化のひなび、長い時を刻んだ仏像といった都ではなくなったあと、残された遺産の時間の積み重ねを楽しむというタイトル。

はじまりが、親戚が訪ねてくるという謎の展開から、たぬきかと思ったらシカだったとは。


・刻む
栄山寺・八角堂、奈良時代の歴史を残す建物として国宝として指定され、建物からは時を感じる建物の皺がみてとれる。本尊は阿弥陀如来像、修復を加えずに時の流れをそのまま感じることができる。

東京から移住してきた音楽家スティーヴ・エトウさんがおすすめすつ東大寺の由来もいつからあったかもわからない如来の名前が書かれた石像、二月堂に向かうときの土塀と石畳から感じる時の流れが描く美。

一. 悠かなる時を愛(いつく)しむ


・厳冬
吉野町での鄙びた美しさ。
1ヘクタールに3000本のところをその4倍近くの木が植えられ、50年経っても20センチほどの木がゆっくりと育てることで生まれる景色がある。冬の朝、モヤと細い木から描かれる特別な景色。

奈良県宇陀市での葛

二.凍てついた冬が生む美


・春よ来い
奈良市にある和菓子店(鶴屋?)
修二会(お水取り)に使われる椿をもした和菓子、大和芋を入れることでふわっとした出来上がりになるという。

三.春待つ古都に寄り添って


どの地域でも、良いところを切り取って30分の番組にするととても魅力的でぜひ行きたいと思うけど、1年を通しての奈良の魅力なのでそこで生活してこその奈良の鄙びを感じることができるかと。