30年近くモーテルを経営しながらも宿泊者の行動を屋根裏から覗いていた男がアメリカの有名な作家に本として出版するまでのドキュメンタリー
モーテルを経営していた男はかなり昔に売りに出してしまいそのモーテルも今や跡形もなくなっているために本にすることができた。
しかし、作家が男から提供された情報から本にするために調べていくとモーテルの営業を始めた年の食い違いや男がモーテルを手放していてからも6年間覗きをしていたと資料には書かれているために新聞社から批判される。
資料の食い違いからモーテルで客を観察しているという事実が本当だったのかという疑問、覗きという不愉快な行為の批判などされる前から取り上げられ男のもとには脅迫電話もかかってくるようになる。
始めて男から手紙が作家に送られてきたのが25年以上前、作家が批判されていた時期に送られてきた。それからのやり取りであったがモーテルが今も存在していることや男が名前を出すことを嫌がったために本にすることができなかったが、男も75歳、作家も80歳となり男は手紙の内容を本にすること本名を書かれることを了承する。
タイミングのいいことにモーテルも更地になったことで本として出版するが手紙と調査結果との食い違いによってだんだんと作家と男の関係がすれ違っていく。
『覗くモーテル』は日本でも本として出版されているので読むことができるがドキュメンタリーではほとんど本の内容に取り上げられていないので本の内容についてしることはできない。
ドキュメンタリーはあくまでも本を出版してその後のアメリカでの反響と作家と男の関係の変化を主題にした作品
男は自分が手放したモーテルの跡地を見て高く売れたのだろうとお金の話や出版された本がニューヨークなら500万部ぐらい売れるんじゃないかといった話や自分のコレクションが高い価値があるという話が取り上げられている。
ドキュメンタリーの本構成としては男が作家に本を出してもよいという話をしたのはコレクションを売るためであったり、名誉が欲しいためだといった雰囲気に誘導している。
『覗くモーテル』読んだけどそれほど内容は面白いものではないな。
情報は面白いけど。