【タイトル】アナイアレイション -全滅領域- (原題:Annihilation)
【監督】アレックス・ガーランド
【ジャンル】ハードSF
【公開】2018
【時間】115分
【制作国】アメリカ、イギリス

レナのもとに1年前に軍の極秘任務中に行方不明になった夫ケインが突如戻ってくる。なぜ連絡もなく戻ってきたのか、1年間どこにいたのかもケインは記憶があいまいでわからないしか答えられない状態であった。

そんなケインはそのまま体調を悪化させ倒れてしまい、病院へと搬送されるのだが、途中で軍に拘束されサザリーチの研究所へと搬送されるのだった。

そこで、レナは心理学者のヴェントレスからケインの状態、極秘任務についての説明を受ける。

極秘任務は突如出現した謎の空間、シマーと名付けられた空間は外から見ると空間が揺らめいて見える場所であり、そこに軍が侵入した。ケインも
侵入した軍の一人だったのだが、全員が連絡が取れなくなっていたがケインだけが突如としてレナの前に現れたのだった。

軍はあらたん調査隊として軍人を入れない女性だけの調査隊を編成し調査を行おうとしていることを知ったレナはシマーへの調査隊として志願するのだった。

シマーの中ではワニが他の生物の歯の構造を持っていたり、クマとイノシシを組み合わせたような生物が死んだ仲間の声で叫ぶ。

極めつけは、前回の調査隊が残したメモリーカードには仲間の腹を切り裂きその中にうなぎのような生物がうごめいている映像が残されている。

元々軍人としての訓練を受けていない彼女たちの中からあっさりと精神の限界に達してシマーから脱出をすると言い出す。不思議なことが起こるシマー、脱出ができるかどうかも分からず原価に来た仲間との対立、レナがシマーの発生した灯台で見た物とは・・・

といったところで、作品自体が原作のある映画なので設定もしっかりと作られていることもあり面白い。

話は、軽い波のようにうねりを見せながらもトントン拍子にで進んでいくので映画の時間は長く感じずに見ることが出来る。

ストーリーは

ケインが突然返ってくる

研究所にケインが搬送される。

シマーに潜入する。

中継基地で一夜をあかす。

灯台へ。

大まかに5つに分けて話がすすみ、ライトに見ることが出来る映画だと思う。

登場人物の感情の変化や、シマーで起きていることの何となくの説明だったりが分かりやすく行われており、B級映画のような突然感がないので、話の流れにはストレスを感じない。

もちろん、登場人物の性格であまり好きに離れないキャラクター入るかもしれないが、作品全体を通してはストレスを感じずに見ることが出来る。

映像としてシマーの中での1つ1つのCGはとても綺麗で見ていて違和感を感じずに楽しむことが出来る。全体を通して、大きな波もないが安定した作品をたのしむことができるのではないだろうか。