昭和47年、西暦1972年今から50年ほど前の日本の景色として、田植え機が作られ人が田植えをしなくなる時代の景色がまだ残る。香川の新日本紀行では水問題が全面的に取り上げられている。

個々10年ぐらいはテレビでは見なくなったが2000年頃は香川での水が足りないというニュースや溜池の水が足りないためにダムの下に沈んだ建物が見える光景がテレビで取り上げられていたのを覚えている。

今では水不足はほとんど起きないそうだが、当時は水がないために水の分配を線香が燃えている間だけ田んぼに水を入れることが出来る制度は今ではやらなくても良くなったようだが、それでも満濃池が下流の田んぼまでも水が来るまでにはかなりの時間がかかるのを見ていると水不足の厳しさが見える。

日本は世界的には水に困らない国ではあるが、それでも香川県の特殊な場所が日本で最も水が降らない地域となっている。

とはいえ農家で水にほとんど困らない地域に住んでいる農家の人が水問題に直面しないかといえば数年に1度ぐらいは田植えの時期には起きるものではあるが、香川県ほど厳しく言い争うほどではない。

軽く苦情を溜池の管理をしている人に言うぐらいで済んでいるのは幸せなことなのだろう。