世界中の船旅を取り上げている番組『世界の船旅』。

日本のクルーズもあれば、ヨーロッパの川を数日かけて下りながら町を巡る旅、エーゲ海やカリブ海のような“絵に描いたような海”まで幅が広い。

見ていて毎回思うのが、海外の豪華クルーズと、日本のこじんまりしたクルーズの値段が「そこまで変わらない」こと。もちろん条件は違うとしても、気になってしまう。

さらに番組の途中で、CMというより“船旅の案内”が挟まるのも独特。
でも、あの「世界の7割は海です。出かけませんか、船旅へ。」は、正直ずるい。見ている側の気持ちを一撃で持っていく。

この記事では、そんな『世界の船旅』の中でも、日本を巡る回を中心に、見た内容のメモと感想をまとめます。
(細かい申し込み条件や最新の料金は、公式やJTBで確認が確実です。)

  • 観て、食べて味わう 地中海クルーズ(トルコ、ギリシャ、イタリア)
  • 海の幸を満喫!大自然 北海道クルーズ
  • 飛鳥Ⅱで楽しむ 祭りと城下町~徳島・高松~
  • 飛鳥Ⅱで巡る 日本一周クルーズ
  • にっぽん丸で巡る 九州一周
  • ふれんどしっぷで巡る 日本隣国クルーズ
  • 飛鳥Ⅱオセアニアグランドクルーズ①(サイパン、ケアンズ、シドニー)
  • 憧れのハワイ 夢の4島クルーズ(オアフ・マウイ・カウアイ)

観て、食べて味わう 地中海クルーズ(トルコ、ギリシャ、イタリア)

【放送日】2019年6月8日

【寄港地】
ベネチア ⇒ イスタンブール ⇒ ミコノス ⇒ ナポリ

【船】ロイヤル・プリンセス
全長330m/全幅47m/総トン数142,229トン/定員3,560名

ボスポラス海峡を抜けてトルコへ向かう海からの景色が強い。
「アジアとヨーロッパの境界」を船で越える体験は、それだけで旅の価値がある。

船内は“大人専用エリア”や、船から突き出したシーウォークのような施設もあり、ただ移動するだけじゃなく「船そのものが滞在先」になっているのが海外クルーズの強み。

ミコノス島の白亜の町並みは、現実感が薄いくらい絵になる。
最後に入るナポリも、「イタリアの都市」感が濃くて、ガレリアの空気だけでもう旅の映像として満足してしまう。


海の幸を満喫!大自然 北海道クルーズ(飛鳥Ⅱ)

日本最大級のクルーズ客船・飛鳥Ⅱで行く北海道。
船の中で本を読んだり、アクティビティを楽しんだりしながら、東京から北へ上がっていくのが“日本クルーズ”っぽい贅沢。

網走で知床半島を海から眺め、利尻島の自然、函館の朝市、小樽で余市蒸溜所……。
見どころの詰め方が「北海道の強さ」そのもの。

ただ、8泊9日はさすがに長い。
海外のスケールに慣れた番組なのに、日本編でも普通にロング航程が出てくるのが面白い。

【飛鳥Ⅱ】
全長241m/全幅29.6m/総トン数50,142トン/定員872名


飛鳥Ⅱで楽しむ 祭りと城下町~徳島・高松~

四国をめぐり、日本の文化と歴史を親子で楽しむ構成。
ベビールームや子ども向けスペースがあるのも「家族でどうぞ」という設計が見える。

徳島では阿波踊り、高松では栗林公園や金刀比羅宮。
瀬戸内海を眺めながら移動する時間が、たぶんこの旅の本体。

ただ、値段を見ると毎回思う。
「高い……」という感想が先に出てしまうのが、現実。


飛鳥Ⅱで巡る 日本一周クルーズ

寄港地が並ぶだけでテンションが上がる一方、映像に出てくるお客さんの年齢層が高めで、少しだけ切なくなる。

海外のクルーズ映像だと家族連れや中年層も普通にいるのに、日本編だと“ご年配率”が高い。
文化の違いなのか、日本の若い世代の可処分所得の問題なのか、見ていると考えさせられる。


にっぽん丸で巡る 九州一周

九州だけでも、ゆっくり回ると旅として成立するのが面白い。
サウナや風呂など船内設備が充実していて、「温泉旅館×移動」みたいな魅力がある。

ただ、料金を見ると現実に戻る。
正直、簡単に出せる金額じゃない。


ふれんどしっぷで巡る 日本隣国クルーズ(ぱしふぃっくびいなす)

カムチャッカ半島の港町の散策、釜山での花火大会など、寄港地の“変化球”が効いている。

韓国行きの短期クルーズでは若い女性も多めに映り、空気が少し変わる。
この距離・この日数だと「旅のハードル」が下がるのだと思う。

カムチャッカは港から見える山が富士山みたいに見える、という話が妙に印象に残った。
人はやっぱり、見慣れた形に安心する。


飛鳥Ⅱ オセアニアグランドクルーズ①(サイパン、ケアンズ、シドニー)

横浜から39日かけて南太平洋を巡る“長旅”。
飛鳥Ⅱの魅力である大浴場・サウナ・共用スペースの多さ、毎日和食がある安心感は、日本の船らしい強み。

世界遺産の熱帯雨林、シドニーのオペラハウス、ハーバーブリッジを船上から眺める体験。
この「入港シーンの強さ」はクルーズ映像のごちそう。


憧れのハワイ 夢の4島クルーズ(オアフ・マウイ・カウアイ)

ハワイの島々を回る8日間。ホエールウォッチング、潜水艦で水中散歩、パラセイリングなど、王道の“リゾート全部盛り”。

ハワイ唯一の客船という点も含めて、船が「移動手段」ではなく「旅の舞台」になっている。

ナパリコーストの絶壁を船から眺めて終わる構成は、映像としても締まりが良い。
最後に景色で勝ってくるのは、強い。