NHK『所さん!大変ですよ』2019年2月放送回の内容と感想まとめ
日本各地で起きている「ちょっと大変な出来事」を入り口に、 紙芝居風の導入からスタジオトーク、そして現地取材へと話が広がっていく番組。
ひとつのテーマを掘り下げていくうちに、 いつの間にかまったく違う社会問題へつながっていく流れが面白い。
今回は2019年2月放送分の記録と感想をまとめます。
- 2月21日『摩訶不思議!“見えない世界遺産”の謎』
- 2月14日『ビジネスマン殺到!?イケメンが生まれる場所』
- 2月07日『この春オススメ!不思議バスツアー』
2019年2月21日『摩訶不思議!“見えない世界遺産”の謎』
大阪の仁徳天皇陵を含む古墳群の世界遺産登録をめぐる話題からスタート。
しかし最大の問題は、 あまりにも大きすぎて地上から形が見えないこと。
鍵穴型古墳の全体を見るには東京タワー級の高さが必要。 しかし世界遺産になると周囲の景観保護のため、高い建物も建てられなくなるという矛盾がある。
ドローン撮影も高度150m制限に引っかかり、全景が撮れない。 結局「見えなくても世界遺産は成立する」という話に落ち着くのが面白い。
大阪市はVR技術で全体を体験できる仕組みを開発中。 見えないなら仮想空間で見るという発想だ。
同時に、富岡製糸場など既存の世界遺産では、 修繕費が10年間で100億円規模になるなど維持の大変さも紹介される。
未来の観光は、自宅にいながらロボットやVRで現地体験をする形になるかもしれない。 宇宙観光も最終的にはこうなる気がする。
さらに小笠原諸島では、野生化した猫が海鳥を襲う問題も発生。 罠を学習する猫との知能戦になっているのも印象的だった。
文化財や自然を「そのまま残す」には、とにかくお金がかかる。 理想と現実の難しさを感じる回だった。
2019年2月14日『ビジネスマン殺到!?イケメンが生まれる場所』
最近は男性がメイクを学ぶ時代。 営業職など、第一印象を良くするために通う人が増えているという。
メイクで自信がつき、相手への配慮にもなるという話は興味深い。
若い世代ではメイクへの関心も高まり、 マスクで顔を隠す人も増加。 顔を見せない婚活イベントまで登場している。
見た目ではなく内面を見るという発想だが、 結婚式でもマスク着用という話にはさすがに驚いた。
さらに「人生一度の女装体験」サービスなども紹介。 完成度の高さを見ると、需要があるのも納得する。
一方で海外ではマスク文化がほぼなく、 地域によって価値観が大きく違うのも面白い。
2019年2月07日『この春オススメ!不思議バスツアー』
外国人観光客の増加で宿が取れない問題から、 行き先非公開のミステリーツアーが人気になっている。
有名観光地を避け、 知られていない温泉地や地域を楽しむ流れが生まれている。
さらに、空き施設を改装したホステルや、 商店街全体をホテル機能として活用する地域も登場。
宿泊施設不足が、新しい観光スタイルを生み出している。
こうした地域全体で観光客を受け入れる仕組みは、 「体験型ホテル」として広がっているらしい。
感想まとめ
『所さん!大変ですよ』は、 一見バラバラな話題が最終的に社会の変化へとつながっていくのが面白い。
世界遺産の裏側、見た目文化の変化、観光スタイルの進化など、 身近なニュースの裏側を軽いトーンで考えさせてくれる回だった。

