密着”レンタルなんもしない人”の72時間を追いかける。

1日目は犬の散歩をただ一緒に歩く、呼んだ人は犬の機敏転換のためとのこと、その後は変わったことをやっているの人として高校生が取材を受け、さらに料理を食べて貰うだけのために呼ばれる。

意外と忙しい”レンタルなにもしない人”に見ているこちらはかなり驚きと彼のような自分との人間関係が希薄な人を求めている世の中なのかもしれない。

一番お驚きは奥さんと幼い子供がいるという幸せそうな家庭があること。

家庭をもって子供が生まれて9ヵ月頃になって仕事を辞めて”レンタルなんもしない人”をはじめたという。

世間から考えれば、子供が生まれたのだからこれからさらにがんばれということが、世の中の風潮の中で仕事の人間関係上何か違うと思い仕事を辞めて”レンタルなんもしない人”を始めるという頭のねじが何本か抜けているような考え。

”レンタルなんもしない人”いつどこでどうして思いついたのかがとても気になる。

自らの幸福をどこに考えるか?

家族がいるからといって自分の人生を犠牲にする必要はないと思っているのかそれとも、”レンタルなんもしない人”を続けていて自分もほかの人も幸せになれるのか?

幸せじゃなくても彼なりの答えを見つけたのかがぜひ話を聞いてみたい。

同じことをやる勇気はないが、すこしだけ彼が仕事をやってしまったことへの理解はできる気がする。

2日、女性と一緒にイベント会場まで一緒に行くだけで行く途中では女性の愚痴を来てお別れ、他には釣り人の話を聞いたり、裏声で歌うカラオケを聞くだけという依頼も

9か月で1000件以上の依頼があったという。

テレビの編集もあるのだろうが本当にただただ人の話を聞くだけなことが多く、話せば返事をくれるけど基本的にそこにいるだけ、其処にいるだけならそれは人形でもいいんじゃないだろうかとも考えたのだけど、多くの人が実は話や愚痴を聞いて貰いたいという気持ち、自分の話した話を否定されて区内という気持ちがあるのかもしれない。

”レンタルなんもしない人”を呼んだ人は人間関係が長期的に続く会社や友だちには気まずくなるかもしれないために言いづらいことをただひたすら吐露しているという。

”レンタルなんもしない人”の返事も生返事なこともあっても楽になった感じがあるところを見ると、生きている人間という熱量が必要なのかもしれない。

AIのような返事をしてくれる存在では”レンタルなんもしない人”を頼む人には物足りない、彼が醸し出す虚無感がよいのかもしれない。

感想として

今の日本には自分の気持ちを吐き出す場所がないのかもしれない。