NHK 新日本風土記『松本』(2017年放送)の感想と内容

長野県松本市を舞台にした『新日本風土記 松本』は、城下町としての歴史だけでなく、人々の暮らしや学び、文化を幅広く映し出していた。

中でも印象に残ったのが、受刑者のための中学校分校の存在だった。

受刑者のための中学校 桐分校

番組の中でも特に衝撃だったのが、受刑者のための中学校「桐分校」の存在。

少年院での教育は想像できるが、さまざまな事情で義務教育を受けられなかった人たちが、高齢になってからでも学ぶため全国から集まってくるという点が印象に残った。

1年間で中学校3年分の内容を学ぶという厳しい環境の中、それでも勉強したいと集まってくる姿を見ると、本来は見習うべき姿なのだろうと思う。

ただ、自分が同じ立場でそこまでできるかと言われると、正直難しいとも感じてしまう。

松本城と町の人々

松本の象徴といえば松本城。

子どもたちが城の床を拭き、保全会の人たちが城を守り続けている姿が紹介されていた。

昔はお堀が凍るほど寒かったという話など、城を取り巻く記憶も語られる。

松本城存続の危機

明治時代、多くの城が取り壊される中で松本城も例外ではなく、買い取られて解体を待つ状態になっていた。

しかし、城で博覧会を開き、その収益で買い戻すことで存続が決まる。

さらに30年後には天守が傾き、今度は全国から寄付を募って修復されたという。

現在の松本城は、多くの人の努力によって守られてきた存在だと分かる。

松本の暮らしと伝統

味噌づくり

農作業が忙しくなる前の時期に、1日かけて一年分、15キロほどの味