昭和研究家である町田忍が町を歩き、そこに残っている昭和にかかわる物や人を探索する番組
OPに流れるモンキーズのデイドリーム・ビリーバーをタイマーズが日本語でカヴァーしている。これが懐かしの昭和との融和してOP映像に昭和の面影を感じ心惹かれる。
 第三回は山口県の下関市 フェリーがつなぐ「海峡の町」

昭和レトロ紀行 第03回 門司港 下関市
九州から流れて流れてついに下関へに上陸
九州がいかに貿易で栄えていたかを見ることができる建物である門司港駅
この駅、日本初の駅での国の重要文化財になった建物として特定の人には有名で、作られたのは1914年(大正3年)に作られた海外を意識してルネッサンス様式の建物
現在の門司港はgoogleで検索してもレトロという言葉が見つかるほどに古い建物の保存に力を入れている。
この番組でも
旧三井門司倶楽部(大正10年建築)
旧門司税関(明治45年建築)
国際友好記念図書館(1902年)
山口銀行門司港支店(1934年)と古い建物を取り上げている。
しかし、この番組を2度も見ていると町田さんが注目するのは滑車式エレベ-ター外枠が網目状になっており昔の映画では見たことがあるが日本で今でも使われていることに驚く。
ついでに、バナナ叩き売り発祥の地も訪れる、バナナの叩き売りが気になる人は男はつらいよを見ると寅さんがやっていたはず。九州鉄道記念館での今でも動きそうな電車やSLたちが飾られている。あまりに綺麗なので、車体に周りの景色が映り込むほど見ていると鉄道にあまり興味がなくても近くで見たくなるほどの輝きがある。
CUTINマツナガでアンティークな椅子やガレのガラスなどを見る。一瞬しか映らないが散髪の時の椅子もかなり古く、田舎の床屋でももう見ることがない形をしている。最後に門司港で15分のクルーズで海からの門司港や壇ノ浦を眺める。
番組あと3分ほどでやっと下関市へ、ここは町田さんが知っている昔ながらの銭湯「千歳湯」へ、よく見るとローラーがむき出しのもっとも古いタイプのマッサージ機や銭湯の中の蛇口も今や見たこともない形のものが映り込む、ちなみに東京のほうの銭湯と関西側の銭湯では湯船の場所が違ったりする。
タイルや色街の意匠そういったものがテレビの編集によって切り取られていることもあるが町田さんが行く場所にはその時代を知らない私にもテレビを通してノスタルジーな気持ちを持たせてくれる。
今回は昭和というよりもそれ以上に古い建物が中心的に取り上げられていた気がした。
行先
  • 門司港駅(もじこうえき)鉄道関連の国の重要文化財第一号
  • バナナ叩き売り発祥の地
  • 山口銀行門司港支店
  • 九州鉄道記念館(初代九州鉄道の社屋で赤レンガが素晴らしい)
  • CAFE BELL(門司港名物の焼きカレー)
  • CUT IN マツナガ(床屋なのだが建物の外見はイヤリアンを思わせる)
  • 門司港駅レトロ展望室「レトロハイマート」31階
  • 門司港レトロクルーズ
町田コレクション
  • 手書き看板(町の案内)