昭和研究家である町田忍が町を歩き、そこに残っている昭和にかかわる物や人を探索する番組
OPに流れるモンキーズのデイドリーム・ビリーバーをタイマーズが日本語でカヴァーしている。これが懐かしの昭和との融和してOP映像に昭和の面影を感じ心惹かれる。 第四回は広島県の尾道市「猫と坂道」の歴史道
昭和レトロ紀行 第04回 尾道市
尾道は坂の町と言われるほどに坂のある町でこれが入り組んでいる。海と山に挟まれた町なので家や山の斜面に立っている家が多い尾道の坂道を楽しみつつも神社入り口にある千光寺ロープウェイで頂上へちなみに、ここには千光寺と美術館がある。映像では美術館はちらっとだけ映り込む。
新しい建物だから取り上げないのかと今更番組の趣旨を思い出す。 そのまま山を下り猫の細道の奥にあるカフェである梟の館へ、それから招き猫美術館に行くと9年前に町田さんが描いた招き猫に再会する。
尾道は地形上、斜面には新しく家を建てることができないために古民家を改築しており、梟の館など多くの建物が古民家を改築して再生している。
今回は昭和を探しているよりは尾道探訪が中心から尾道に海を挟んで向かいにある向島へ ”ろ”とかかれた看板が気になり艪を作っている瀬尾ろ工作所で櫂や艪についての話や大正創業のパン屋住田製パン所で揚げたパンに砂糖を振りかけた”ねじパン”を食す。このお店ねじパンでGoogleで検索すると上位に表示されるところを見るとねじパンを作っているお店が少ないのかこのお店が有名なのか迷うところ。
昔懐かしの飲み物を扱っている後藤鉱泉所で瓶のミルクセーキを瓶の蓋を曲げないで 開ける方法として蓋と栓抜きの間に10円を挟むというワザを試したいが近場に瓶で飲み物を売っている店がない無念 町田さんがぶらっと歩いて見つけた向酒店には昔ながらの酒店で沢山のホーロー看板が並び、昔のお酒が蓋を開けていないのに蒸発して半分ほどになっていることに驚かされる。
夕食は村一番という焼き鳥屋の座敷で夕食、町田さんが食事をしているバックに写っている置物や障子の格子から建物の質の高さを感じることができる。
今回は、昭和や古い物を探すというよりは誰にでもできる尾道の観光番組になっており行先も今まで以上に多い、それでも、普通の観光番組では眼には止まらないレトロな話題がところどころに挟まれてなんとなく23分以上の番組に思わせる。
行先
- 旧和泉家別邸(通称がガウディハウスと呼ばれる)
- 猫の細道
- 千光寺ロープウェイ
- 梟の館(カフェ)
- 招き猫美術館
- ブーケ ダルブル(ハーブ園)
- 瀬尾ろ工作所(艪を作る工作所)
- 住田製パン所
- 後藤鉱泉所(飲み物屋)
- 向酒店(大正時代の建築)
- 焼き鳥 村一番(大正時代建築、元置屋だった場所)
※置屋とは芸者が籍を置いていた場所
町田コレクション
- 狛犬(あまりに古いためにほぼ原形がない)
- 顔はめ看板(林芙美子)